こんにちは、けんすけです。
今日は
【変わりたいけど変われない】そんな自分を乗り越えて人生を変える方法
というテーマでお話していきます。
つい先日、コンサルをさせてもらっている女性(Mさん)の相談に乗りました。
Mさんはちょうど行き詰っている時期だったらしく、その時悩んでいることを正直に話してくれました。
その女性はまだ30代前半なんですが、
実はつい数ヶ月前に、学生時代からとても仲の良かった友人を病気で亡くしてしまうという、とても辛い経験をしたのです。
ずっと仲良く遊んでいた友人が急にいなくなったことで虚無感を感じ、
「前に進んでいく気持ちがなくなてしまった…」という状態でした。
もちろん、本人もそのままではダメだとわかってはいたんですが、中々そこから抜け出せずにいることに悩んでいたんです。
そこで色々とお話を聞かせてもらった中で感じたことと、アドバイスさせてもらったことを今日は話していきたいなと思います。
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自分を変えられない原因とは?

Mさんの話を聞いていると、
「このままではダメだとはわかっているんだけど、
自分が前に進んでいこうとすると、その友人との思い出が消えてしまうような、友人との時間を否定してしまうような気がしてなかなか前に踏み出せない」
と感じていることが分かりました。
このように仲の良かった友人を亡くすことはとても辛いし、思い出に浸りたくなる気持ちもよくわかります。
そしてもちろん、亡くなった人と過ごした時間を思い出すというのは大事なことです。
でも過去に浸ってしまう状態というのは、幸せな人生を送るためには良くない傾向なんです。
なぜかというと、その裏側には「変わりたくない」という思いがあるからです。
実はMさんも、友人を亡くしたことを受け入れることで、
自分自身や環境が変わってしまうことに恐怖を感じていたんです。
人は変化を恐れる生き物です。
人には「ホメオスタシス」といって、環境が変わらないように自分を制御するプログラムが脳や潜在意識に組み込まれています。
このプログラムは、狩猟時代から受け継がれているものだと言われています。
狩猟時代は、いつ猛獣に襲われるかわからない状況で狩りをしていました。
なので、自分の命を守るためにも、獲物を確実に捕獲するためにも、慣れ親しんだ場所で狩りをすることが重要だったんです。
ですが、環境が変り全く知らない場所に放り込まれれば、猛獣に襲われ命を落とす危険性が高まりますよね。
このように昔の人にとって環境の変化というのは、自分の命に関わるほど重要なことでした。
その記憶が今だに受け継がれているため、僕たち人間は環境が変わることに恐怖を感じてしまいます。
そして、脳や潜在意識が働いて、自分が変わらないような行動をとってしまうのです。
筋トレやダイエットを始めても三日坊主で終わってしまうのはこれが原因となっているからです。
Mさんは、友人との別れという大きな変化に恐怖を感じていました。
なので、変わらなくていいように、”友人との思い出”の中に逃げて過去に執着している状態だったんです。
もっと言うと、友人との思い出を、”自分が変わらなくてもいい言い訳”として使っている可能性もありました。
「おい、けんすけ!そんな言い方ないだろ!それでも血の通った人間か!」
と言われるかもしれませんが、これはMさんが成長するためにも乗り越えるべき壁なんです。
とくに、人生が大きく変わるタイミングには、大きな出来事が起きるようになっているんです。
そして、過去を超えて成長(変化)するというのは、人類にとっての大きなテーマでもあります。
過去への執着から抜け出して未来に進むための方法はこちらの記事の「原因1」の項目を参考にしてください。

ということで、ここからが本題の
【自分を変えるための方法】に入っていきたいと思います。
ここでお話することは、すべてMさんにアドバイスさせてもらった内容になっています。
それではいきましょう!
方法1.変化への恐怖にを理解する
Mさんとは、しっかりと信頼関係が築けていたので、
「人間は環境が変わることに恐怖を感じる生き物」ということを伝えた後に、
「Mさんは、自分が変わらないための言い訳として友人との思い出を使っているかもしれない」
ということを素直に話しました。
するとMさんはハッとした表情になり
「確かに変わりたくないと思っている自分がいた」
「変わらないための理由として友人との思い出を引き出していたかもしれない、いやきっとそうだった!」
と、今の自分の状態に気づくことができました。
「自分(人)は変わることを恐れている」
これに気づけるか気づけないかで人生は大きく変わってきます。
そしてこれが、変わりたくても変われない自分を変える方法の1つ目です。
これに気づけていないうちは、変化への恐怖にのまれてしまうので、一歩を踏み出すのが難しくなります。
でも、「あ~、いま自分は変わることに恐怖を感じているんだな」と客観的に捉えることができれば、恐怖にのまれずに一歩を踏み出すことができるようになります。
むしろ、「恐怖を感じているということは、これから人生が変わっていくという証拠だ♪」と、コワがっている状況すら楽しめるようになります。
ここまでくれば、もうマリオのスター状態です。
理想に向かってどんどん挑戦して人生を変えていくいことができます。
方法2.何か1つ人生の目的を見つける
自分を変える2つ目の方法が
「何か1つ人生の目的を見つける」
です。
Mさんは「今は目標もなにもなくなってしまった…」と悩んでいました。
でも、理想の人生にするためには人生の目的は必須なものとなります。
目的を持っているかどうかで人生は大きく変わってきます。
なぜかというと、目的を持つことで未来の方を見ることができるからです。
そうすることで、自分の人生のストーリーを進ませることができます。
先ほども話したように、多くの人は過去に執着することで、人生をストップさせてしまっています。
過去を見て生きるのではなく、人は未来を見ることでしか人生を豊かにすることができません。
なので、何か1つ人生の目的を持つことで未来を向くことができ、結果的に自分を変えることができるのです。
「そうはいっても、目的を見つける方法がわからないよ~」
という方はぜひこちらの記事を参考にしてください。

方法3.本当の仲間を見つける
もう1つMさんが悩んでいたのが
「友人を亡くしてから人が信用できなくなった」というものでした。
亡くした友人と一緒に遊んでいた一部の友人達とも少しずつズレを感じてきて、今は距離を置いているそうです。
仲の良かった友人を亡くすという経験は、Mさんにとっては人生の岐路となる出来事です。
そして、人生の岐路に立たされた時に、これまでの人間関係も清算する時期が来たということだとも言えます。
人生を変えるというのは人間関係を変えるということでもあります。
Mさんの人生を1つのストーリーとして見たときに、過去を乗り越えて成長し、人間関係が変わり人生も大きく変わるタイミングだということです。
これについても本人に伝えたうえで、これから新しい人間関係を築いていくうえでアドバイスをさせてもらいました。
それが、
友達ではなく「仲間」をつくる意識を持つ
ということです。
友達というのは、学校が一緒だったりしてなんとなく仲良くなったという繋がりです。
それに対して仲間というのは、同じ目的(方向性)を持つことで繋がった関係です。
上の方法2で、人生の目的を持つという話をしましたが、
同じ目的を持った本当の仲間をつくることは、自分を変えるためにはとても重要な存在です。
人生を豊かにする人間関係の築き方については、ぜひこちらの記事を読んでください。

「なんかできる気がする!」を大切にする
Mさんに悩みを話してもらい、上で話したようにそれぞれアドバイスをさせてもらいました。
すると、最後には「なんか今ならできそうな気がする!」と言って、とても表情が明るくなっていました。
こうやって、誰かに相談したり、自分が信頼している人からアドバイスをもらったりすると気持ちが軽くなります。
気持ちが軽くなると、Mさんのように「なんかやれそうだ」という自信も湧き出てくるものです。
この「なんかできる気がする!」という気持ちはとっても大事で、一度この感情が出てきたらその感覚を覚えておくようにしましょう。
そうすれば、また気持ちが落ちてきたなと思った時は、「できそうな気がする」その感覚を思い出して、自ら気持ちを高めていけけばいいのです。
これができるようになると、人生はどんどん前に進んでいきますよ。
それでも、気持ちが落ちてしまったときには、1人で抱え込まずに誰かに相談するようにしましょうね。
ということで、今日は
【変わりたいけど変われない】そんな自分を乗り越え人生を変える方法
についてお話させていただきました。
それではまた~!