こんにちは、けんすけです。
- 「会社でリーダーシップを発揮したい」
- 「自分のコミュニティをつくりたい」
- 「周りから信頼され応援されるリーダーになりたい」
今回はそんなあなたに向けて【真のリーダーに必要なたった1つの力】について話していきたいと思います。
ということでさっそく、世の中の真のリーダーが必ず持っている力とは何かを見ていきましょう。
周りの人達に応援されながら、人や組織を正しい方向に導くことのできるリーダーに必要な力。
それは「人の心に火を付けられる力」です。
”人を感化する力”とも言います。
会社などの組織やコミュニティなど、どんな場所でもリーダーとして信頼と応援を得て、周りの人を引っ張っていくためには、人の心に火を付けて感化する力が必要になります。
なぜ人を感化して心に火を付ける力がリーダーに必要なのか?
そして、その力はどうすれば手に入るのか?
ということについて一緒に見ていきましょう。
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心に火が付くことで才能が開花する

人は心に火が付いているかどうかで、人生は大きく変わっていきます。
どんなに優れたスキルや才能があっても、心が冷めていたらその能力を存分に発揮することはできません。
逆に、心に火を付けることができれば、才能は開花していくのです。
なので、リーダーとして皆を引っ張っていくためには、まず何よりも人の心に火を付けられる「感化力」が必要になるのです。
少年漫画の主人公が持つ感化力
この感化する力は、王道の少年漫画の主人公たちが必ず持っている能力です。
ワンピースのルフィやナルトは、自分の強い信念を示すことで仲間を感化し、その心に火をつけてきました。
心に火が付いた仲間はそこから本当の人生が始まり、自分の才能を発揮して成長していくのです。
僕たち読者も、漫画のキャラが自分の人生を歩きはじめる姿に心を打たれ
「よっしゃー!明日からさらに頑張ろう!」
と元気や勇気をもらえますよね。
つまり、漫画にはリーダーシップを学べる要素がたくさん入っているのです。
特に人を感化するシーンが多く描かれている漫画が「キングダム」です。
ということで、キングダムからリーダーシップの神髄を学んでいきましょう。
信が見せる究極のリーダーシップ

キングダムには、将軍が軍の兵士に檄を飛ばし、感化して士気を高めるというシーンがたくさん出てきます。
戦では、兵士たちの士気が勝敗を大きく左右させる要素なので、軍を率いる将軍は、いかに兵士の士気を上げるかを考えるのです。
これは軍だけでなく、会社という組織でも同じことが言えます。
社員の士気が高いか低いかで、その会社が出せる結果は大きく変わってきます。
つまり、部下をまとめるリーダー的なポジションの人は、キングダムの将軍のようにいかに部下の士気を高めるかを考える必要があるのです。
キングダムの中でも、リーダーシップという視点で印象的だったのが、470話”俺の背中”でのワンシーンです。
主人公の信が、敵である趙国の総大将「慶舎(けいしゃ)」を討ち取れるかどうかという重要な局面。
しかし、信が率いる飛信隊のメンバーはこれまでの戦闘でかなり疲れていて苦しい状況。
それに加え、慶舎を守る精鋭部隊はとても強くなかなか慶舎の元まで届きません。
そんな信に対して慶舎は『お前が私の首を取るにはまだ5年早い』と言います。
ですが信も負けません、そんな慶舎の精鋭部隊をなぎ倒しながらこう返すのです。
『よく聞け慶舎
昔、王騎ってすげェ人がいた』『その人が先頭を走る時、
後ろの兵は鬼神と化しいつもの十倍強くなった』『そういう力が大将軍にはありやがる
それを今からてめェに見せてやる』
こう叫びながら、今は亡き王騎に自分の姿を重ね、実際に先頭を切って戦う姿を仲間たちに見せる信。
続けて信は、後ろにいる仲間たちに向かってこう檄を飛ばしたのです。
『ヤロォ共へばってんじゃねェぞ
苦しいんなら俺の背を見て戦え
俺の背だけを見て追いかけて来い!!
続け飛信隊っ!!』
この信の熱意のこもった檄を受けた飛信隊のメンバーは、それまでの疲れがウソだったかのように『オオオオオ』と声を上げ勢いを取り戻しました。
まさに信が言ったように、後ろの兵は鬼神と化し、いつもの十倍強くなったのです。
これは、信が先頭に立って敵と戦う姿、そして「絶対に前に進んでいくんだ!」という強い思いが仲間たちを感化し、心に火を付けることができたから起きたことです。
その結果、体力をほとんど使い切っていたはずの飛信隊は息を吹き返し、再び戦う力が湧き出てきたのです。
このシーンは特に信のリーダーシップが発揮された場面で、リーダーシップを学べる要素がたくさん詰まっています。
ではその要素とは何なのか?
それについて見てきましょう。
人の心に火を付ける3つの要素

信は人の心に火を付けるのがとても上手で、まさに真のリーダーと呼べるキャラクターです。
もちろん信は計算してやっているわけではないのですが、この信の生き方を見ることで、人の心に火を付ける真のリーダーとして必要な要素が見えてきます。
その要素を自分にも取り入れていけば、間違いなくあなたも信のように周りの人たちの心に火を付けられるリーダーになることができます。
そして、その要素というのが3つあります。
それでは1つずつ見ていきましょう。
1.高い理想を掲げて心を燃やす
まず1つ目は、「高い理想(志)を掲げて心を燃やす」ということです。
信も2つの高い理想を掲げています。
それが
- 天下最強の大将軍になる
- 中華を統一する
というものです。
信は何度も仲間の前で「俺は天下の大将軍になる」と自分の理想を言葉にして、熱意を持って伝えています。
その本気の言葉に仲間たちは心を動かされ、「信なら本当に大将軍になれる」と命をかけて信を応援しているのです。
まずはリーダーが心を燃やす
この熱意がとても重要で、自分の心が燃えていないのに人の心に火を付けることはできません。
なので、高い理想を掲げた上で自分の心を燃やしていく。
その熱量が飛び火して周りの人達の心にも火を付けてくれるようになるのです。
そのためにも、掲げた理想が自分の心を燃やせるものかどうか、をしっかりと判断していく必要があります。
2.「人間力」が力を持つ時代へ
これまでは、医者や弁護士、大企業の社長やお金持ちなど、外側に貼りついていた肩書や権力などが力を持っていた時代でした。
ですが、今は時代が大きく変わってきて、肩書や権力などが力を失ってきています。
では、これからは何が力を持つ時代になるのか?
それは「その人がどんな想いを持って生きているのか?」といった、理想や志なども含めた、”その人の内側にあるもの”が影響力を持つ時代になってきているのです。
別の言い方をすれば「人間力」が大事になってくるということです。

周りの人たちの成長や幸せを第一に考える
人間力の中には、リーダーとして引っ張っていくべき、周りの人達の成長や幸せを第一に考えているか、というのが重要になります。
どれだけ高い理想を掲げても、それが自分よがりなものであれば、人は誰もついてきてくれません。
自分についてきてくれる人たちの成長や幸せを、心から願って接するように心がけましょう。
これができれば、影響力は圧倒的に高まり、多くの人の信頼を集めて応援されるリーダーになることができます。
3.行動とリスクで熱意を示す
高い理想を掲げて、熱意を言葉にしているけど口だけで行動しない。
この状態では、周りの人や部下などは、自分をリーダーとして認めてはくれません。
なんといっても、理想を達成するために「行動している姿」を見せる必要があります。
先程の信の先頭を切って戦う姿はまさに行動で示している良い例ですよね。
このように行動している姿を見せることで、周りの人の心も動かすことができ応援してもらえるようになります。
先頭を切って行動するというのは、リスクを背負うことでもあります。
失敗すれば降格されるかもしれないし、恥をかくかもしれないし、先行投資をしていれば大きなお金を失うかもしれない。
こういったリスクを背負いながらも行動をする姿を見せれば、
周りの人たちにも「この人は本気だ!」と信じてもらえ、その人たちの心も本気にすることができます。
時代を変える真のリーダーを目指す

ということで、人を感化し心に火を付ける”真のリーダー”になるために大事なことを見ていきました。
2.の人間力のところでは、少しだけ時代の変化についてもお話しましたが、これから日本は激動の時代に突入していくことが予想されます。
これまでとは全く違う価値観や常識が当たり前になったり、働き方や生き方が大きく変わるような”大きな時代の転換期”なのです。
多くの混乱が生じ、その波に飲まれてしまう人もたくさん出てくるでしょう。
貧富の差が広がる経済の二極化なんかはその1つです。
でも、そんな時代の転換期だからこそ、次の波を捉えて乗ることができれば、
僕らにとってはこれまでにない大きなチャンスでもあるということです。
そして、そんな混乱が生じる時代の転換期に求められるのが、次の時代を引っ張るリーダーの存在なのです。
今のうちにリーダーとしての資質を伸ばしておくことは、これからの時代を生きて抜くためにも、多くの人を導くためにもとても重要なことです。
なので、ぜひ今回お伝えしたことも踏まえて、
組織や時代を引っ張る「次世代のリーダー」
を一緒に目指していけたらなと思っています。
それでは最後までありがとうございました。