こんにちは、けんすけです。
今日は、心から信頼できて、
人生を最高に楽しくしてくれる「仲間」のつくり方
について、漫画【HUNTER×HUNTER】のジンの言葉から学んでいきたいと思います。
「ハンターハンターは読んだことないよ」
という方にも分かるようにお伝えしていきますので
- なんか毎日がパッとしない
- 心から信頼できる仲間が欲しい
- 漫画の主人公のような人生を生きたい
こんな思いを持った方は、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
退屈な毎日から抜け出し、まるで少年漫画の主人公のような最高に楽しい人生にするためには、少年ジャンプの3つのコンセプトである
「友情」「努力」「勝利」を人生に取り入れる事が重要だと、僕は考えています。
その理由はこちらの記事で詳しく説明しています。
こちらを読んでもらえば、その重要性が分かると思うので、まずはこちらから読んでください。

ということで、ここでは「友情」「努力」「勝利」の中の
「友情(仲間)」に焦点を当てて見ていきたいと思います。
少年漫画のような冒険に満ちた人生を手に入れるためには、「仲間」の存在が欠かせません。
少年ジャンプの神髄も、この「仲間」との関係性の中に隠れているのです。
このジャンプの神髄について、【HUNTER×HUNTER】の主人公ゴンの父親である、ジンが語っているシーンがあります。
ジンの言葉には、僕達が人生を楽しむためのヒントが隠されているのです。
ということで、ジンから「最高な仲間のつくり方」について一緒に学んでいきましょう。
[toc]
ジンがゴンに一番伝えたかったこと

主人公のゴンがハンターを目指した理由というのが、同じくハンターであり、まだ一度も会ったことのない父親、ジンに会うためでした。
ジンはハンターの中でもトップクラスの実力者で、世界中を旅していたのですが、
ついにゴンの念願が叶ってジンと初めて話すシーンがありました。
そこでジンが語った内容というのが、ジャンプの神髄である「仲間の大切さ」についてだったのです。
この会話の中でゴンは、ジンにこんな質問をしました。
「ジンが欲しいものって何?」
これに対してジンはこう答えたのです。
「今”目の前にないもの”だな」
と。
続けてジンは、自分がハンターになった理由を話しました。
ジンがハンターになった理由というのは、ある「王族の埋葬施設」の調査をするためでした。
その埋葬施設を調査するためには、厳しい条件をクリアする必要があったのです。
それが、
- 一切口外をしないこと
- 信頼の足る団体であること
- 自費での調査
という3つの条件でした。
口外もできず自費での調査となると、何かを発見したとしても、見返りも業績も求めることはできません。
そこに、膨大な時間とお金をかける人はまずいないので、実質的に「調査はできない」と言われているようなものだったのです。
目的のために仲間を集める

そこでジンは、②と③の条件である、「信頼」と「お金」をクリアするために、プロハンターになりました。
そして、見事プロハンターとなり条件②と③をクリア。
残すは、条件①です。
条件①をクリアするためには、
「お金も名誉も求めず ただ真実を知りたい」という変わり者であり、
さらに、口の硬い信頼のできるメンバーが10人ほど必要でした。
ジンは、考古学マニアのサイトやブログを巡り、実際に会っていく中で、一緒に調査をしてくれる仲間を集める事に成功したのです。
しかも、この仲間は会社員や院生、フリーターだったにも関わらず、
雑事を進んで行い、なけなしのお金を寄付してくれるような、とても協力的で心の良いメンバーだったのです。
メンバーが人として素晴らしかったこともあり、ジンは目的に向かう中で、仲間との絆が深まっていきました。
そして、3つの厳しい条件をクリアしたジン達は、ついに「王墓の中」に足を踏み入れました。
ずっと求めていた念願が叶った瞬間です。
しかし、ジンはそこで当初の目的とは別の、”思わぬ報酬”を手に入れる事になったのです。
この思わぬ報酬こそが、今回1番に伝えたいものなんです!
ジンが目的の場所で手にした「思わぬ報酬」

その、”思わぬ報酬”について、ジンはゴンにこう伝えました。
「念願かなって王墓に足を踏み入れた時 俺が一番嬉しかったのは
ずっと願ってた王墓の”真実”を目の当たりにした事じゃなく
一緒に中に入った連中と顔を見合わせて握手した瞬間だった」
ジンはさらに、こう続けます。
「この連中と比べたら王墓の真実はだたのおまけさ」
「大切なものは ほしいものより先に来た」
と。
これは【HUNTER×HUNTER】の中でも、僕が特に好きなシーンで、今も書きながら1人で熱くなってます!(笑)
もともとジンにとっては、「王墓の真実」を見つける事が目的で、「仲間」はその目的を果たすための手段にすぎませんでした。
だけど、メンバーとの絆が深まったことで、最初の目的だった「王墓の真実」を見つけたことよりも、
その仲間たちと顔を見合わせて喜び合った瞬間に、ジンは何よりも感動したのです。
その嬉しさといったら、最初の目的であったはずの「王墓の真実」が”おまけ”になるほどだったのです。
最初のゴンの質問に対してのジンの答え
「今”目の前にないもの”だな」
というのは、
目的を達成するまでに築き上げた仲間との絆であったり、
目的を達成して一緒に喜び合える瞬間のことだったのです。
「王墓の真実」は、まだ自分の目で確認していないだけで、すでにその場所(目の前)には確かに存在しています。
でも、「仲間との絆」や「一緒に喜べる瞬間」は、これから築いていくものなので、今はまだ”目の前にはないもの”なのです。
その「目の前にないもの」をジンは追い求めている、ということですね。
ジンが語るジャンプの神髄

ジンはさらに、これから冒険を続けるゴンに対してこう続けます。
「お前の行き先が将来オレと重なるようなら 道中を楽しめ 大いにな」
そして最後にこう伝えます。
「ほしいものより大切なものが きっとそっちに ころがってる」
と。
これまでの話の流れから言っても、ジンは
「ほしいものよりも大切なもの=仲間」
と言っていると考えられます。
これってまさに、「仲間との絆」という、ジャンプの神髄が描かれているシーンなんです。
つまり、「人生の目的」は、確かに大事だし、目指すべき目的ではあるけど
その目的は、心から信頼できる仲間を見つけて、その仲間との素晴らしい時間を共有するための「手段」でもあるということなんです。
むしろジンは、仲間と共に喜ぶ瞬間を何よりも求めていて、それを得るために目的を設定しているのです。
ジンにとっては、
最初の目的は「おまけ」であり、
1番の報酬がその中で築かれる「仲間の存在」だということです。
「最高の仲間」を見つける方法

「じゃあ、そんな仲間はどうしたら見つかるの?」
という質問への答えはとても簡単で、ジンの「王墓の真実」と同じように
「人生の目的を設定する」ということです。
「友達」と「仲間」というのは別物で、その差は人生の目的があるかどうかです。
「友達」というのは、学校で知り合ったりして、何となく気が合うから一緒にいる存在のこと。
「仲間」というのは、人生において同じ目的や方向性を持った存在のことです。
友達は方向性がバラバラなのに対して、仲間というのは同じ方向性(目的)を持っているのです。
ここでいう「友情」は、もちろん同じ目的や方向性を持った、仲間のことを言っています。
自分が人生をかけて進むべき道を見つける事で、同じ道を歩みたいと共感してくれる人が必ず現れます。
その人達が、ジンの調査を手伝ったメンバーのように、あなたの仲間となってくれるのです。
ここで1つ注意しておきたいのが、
「自分の欲望だけで人生の目的を設定しない」ということです。
この考えは、心から信頼できる仲間を集めるためにも重要であり、一歩間違えれば、ヒーローどころかダークサイドに落ちてしまう危険性もあるのです。
これに関しては、「勝利」の記事の、「信念の2つの方向性」の部分で詳しく解説しています。

理想を目指して、共に心を燃やせる最高の仲間ができれば、これほど楽しい人生はありません。
それこそ、少年ジャンプのヒーローのような人生を手に入れる事ができちゃうんです。
そして、目的を達成するためには、成功へと近づくための「正しい努力」が必要となります。

つまり、「友情」「努力」「勝利」の3つすべてが上手く絡み合うことによって、
ワンピースやナルトやハンターハンターのように、漫画みたいなドラマティックな人生を生きる事ができるようになるのです。
「努力」と「勝利」の記事を読んでいなければ、ぜひ上の記事もセットで読んでみて下さい。
ということで、今回は「友情(仲間)」について、
【HUNTER×HUNTER】のジンから学んでいきました。
人生を漫画のように楽しむためにも、ぜひ同じ目的を持った仲間を見つけて下さいね。
きっとそこから、あなたの本当の人生がスタートするはずです。
それでは、最後までありがとうございました。