こんにちは、けんすけです。
「素敵な人がたくさん集まる魅力的な人間になって、お金もたくさん稼ぎたい」
きっと、あなたもこのような理想の人生を手に入れたいと思っているのではないでしょうか?
世の中には、人にもお金にも好かれて向こうから自然と集まってくる、いわゆる「成功者」と呼ばれる人たちがいますよね。
実は、このように継続的に人やお金に好かれる成功者にはある”共通点”があります。
その共通点というのが『人間力が高い』ということです。
人間力が高い人のもとには、信頼できる仲間や自分を必要としてくれる人たちがたくさん集まってきますし、困っているときには助けてくれる人も現れます。
それを仕事やビジネスを通して行えば、多くの人から「ありがとう」という感謝の気持ちと共にお金をいただけるような、理想の人生を送ることができるのです。
つまり「人間力」を高めることができれば成功者たちと同じように、人もお金も自然と集まってくる理想の人生が手に入るということなんですね。
では、そもそもこの「人間力」とは一体なんなのでしょうか?
そして、「人間力」はどのようにして高めることができるのでしょうか?
実は人間力を高める方法というのが、古くは2500年前から伝わる『儒教の五徳』に記されているんです。
「五徳」を理解し、自分の人生に活かすことができれば間違いなく人間力が高まります。
そして人間力が高まれば、多くの人やお金や情報が自然と集まってくる人生になります。
このような人生にしていきたいという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
儒教から学ぶ人間力を高める方法

儒教には2500年前から伝わる、人間力を高めるための神髄があります。
その教えというのが、【仁・義・礼・智・信】5つとなり、これが五徳と呼ばれるものになります。
2500年も前からいまだに伝わっている教えということは、どの時代の人間にも当てはまる本質が記されているということです。
昔の皇帝など国を動かす人間が影響力を高めるために学んでいたり、現代の政治家や経営者でも五徳を学んでいる人たちがたくさんいます。
五徳を1つずつ学び人生に活かしていけば、そこから人生は大きく変わっていくはずです。
ということで、人間力を高めるための「五徳」について1つずつ見ていきましょう。
1.「仁」(=思いやり、優しさ)
五徳の1つ目が『仁』になります。
「仁=人への思いやり」です。
家族やパートナーや友人、会社の仲間など近くにいる人たちは当然のこと、初めて会う人に対しても思いやりや優しを持って接するということです。
人間力を高めるためにはまずは、「人を思いやることでのできる人間になる」という土台を築くのが重要になります。
- 相手の気持ちをいかに察するか
- どれだけ周りのことが見えているか
- どれだけ周りに配慮ができているか
例えば何かの集まりで、まだその場に慣れておらず1人ぼっちの人がいれば
「1人で不安そうな顔をしているけど大丈夫かな」とか。
会社の仲間の表情が暗かったら
「仕事かプライベートで何か問題が起きたのかな」
といったように、行動するにせよしないにせよ、相手の今の気持ちや状況を察知して思いやりや優しさを向けられるのが「仁」になります。
今は、この先どうなるかわからないという不安が大きくある時代です。
なので、どうしても自分のことばかりを考えてしまう人が増えてしまっています。
ですが、そんな時代だからこそ、自分よりも周りのことを思いやれる人間が必要とされる時代になってきています。
そこで大事になるのが、自分の意識をできるだけ「自<他」にしていくことです。
ワンピースのルフィは強引なところはありますが、仲間への思いやりをとても強く持っているキャラクターです。
ワンピースが人気な理由の1つがここにあって、ルフィが持っている「仲間への思いやり」が必要とされている時代だからこそ、それを求めて多くの人がワンピースを読むのです。
自分の利益だけしか考えていないバギーと、周りの人たちを助けたいと考えているルフィだと、どっちの方が人の信頼が集まるかは一目瞭然ですよね。
そして、仁の土台の上に次の「義」が大切になります。
2.「義」 (=理想、志)
2つ目の『義』は、高い理想や志を持つという意味です。
人は人生に目的を持ったときに本当の人生が始まります。
その目的が高い理想や志というレベルまでいくと、まるで少年漫画のヒーローみたいに心が燃えるような楽しい生き方ができるようになるんです。
すると、これまではできなかった思い切った行動や挑戦ができるようになるので、自分も周りも含めてどんどん人生を切り開いていくことができます。
高い理想や志には、周りの人を巻き込み味方にしていく力があります。
この力はワンピースのルフィが持っている資質で、作中では特別な力として表現されています。
頂上戦争編で白ひげをも味方につけたルフィを見て、世界最強の剣士である鷹の目のミホークも警戒するようにこう言っていました。
「能力や技じゃない―その場にいる者達を次々に自分の味方につける。この海においてあの男は、最も恐るべき力を持っている…!!」
ルフィがこの力を持つ大きな理由の1つが、まさに能力や技ではない「高い理想や志」を持っているということです。
とくにこれからは「権力」「肩書き」「お金」を持っている人よりも、「高い理想」や「志」を持っている人のところに人が集まり応援される時代に変わっていきます。
- 「この業界をもっと良くして世の中を変えていこう」
- 「今の日本が抱える問題を解決して未来を良くしていこう」
- 「これまで多くの人が避けてきたことにぶつかっていこう」
このような志を持つことで、周りの人達の心にも火をつけられるので、当然人が集まってきますし、結果としてお金も集まるようになります。
ぜひ、あなたが人生で掲げたい高い理想や志を考えてみてください。
ただ、「義」に偏りすぎると道を踏み外してしまう危険もあるんです。
そこで大事になるのが次の『礼』になります。
3.「礼」(=礼儀、礼節)
『礼』は礼儀や礼節、謙虚さや素直さという意味です。
「義」は理想や志でしたが、これが偏った考えになってしまうと人と衝突したり傷つけてしまう危険もあります。
自分の掲げている理想や志が正しくても、誰もがそれに共感できるわけではありません。
そこでお互いの正しさ(正義感)がぶつかばトラブルになることもあります。
この摩擦やトラブルを和らげるためには、礼節を持って相手を立てたり、相手の言葉を受け止める素直さや謙虚さというのが大事になってくるのです。
- 人と正面から向き合う
- 目上の人や先人を敬う
- 家族や夫婦にも礼儀の心を持つ
- 人だけでなく物も大事に扱う
- 感謝の気持ちを伝える
これらのことを言葉にしたり実際に行動に移すことで、それがより周りの人達に伝わり、応援される人間になっていきます。
日本のことわざで「実るほど頭を垂れる稲穂かな」というのがありますが、デキる人ほど礼儀や礼節を心得ているんです。
それでは次に『智』を見ていきましょう。
4.「智」(=智恵、学び)
『智』はあらゆることから人生を学ぶことで、知恵をつけて自らを成長させていくということです。
「仁」や「礼」は人との関係性が重要になるので、人間そのものを学んでいく必要があります。
「義」では自分が掲げる理想を達成するために必要なことを学んでいかなくてはいけません。
つまり、五徳の質を高め人を導いていくためには「智」は外せない存在になるのです。
学びというと机に向かって勉強するイメージがありますが、それだけではなく人生で起きる全てのことから学んでいくことが大事になります。
例えば、会社でいつも嫌な気分になることを言う上司がいたとします。
このような状況になったとき「あの上司はどうしてあんなに嫌なことを言ってくるんだ!ムカつく~!」となる人が多いと思います。
ですが、人生から学んでいこうという姿勢になると、こういった嫌なことこそが自分を成長させてくれる学びになるのです。
- 「どうしてこの上司は嫌なことを言うんだろうか」
- 「どうすれば嫌なことを言われない関係が築けるかな」
- 「避けるのではなく逆に仲良くなれるようアプローチをしてみよう」
といったように、人の心理を学べたり、人との関係の築き方の練習に変えることができます。
さらに、学びに変えることで、人生で嫌だと思うことを圧倒的に減らせるというメリットもあるんですね。
日常のすべてのことをこのような捉え方ができると
- 誰かの何気ない一言
- 電車の中づり広告
- 映画や漫画を読んでいるとき
など、全ての人や経験を自分の成長のキッカケに変えることができます。
このように、あらゆる経験を通じてものごとの心理や本質を学んでいくのが「智」になります。
それでは次は五徳の5つ目になる『信』について解説していきます。
5.「信」(=信頼、信用)
『信』は信頼や信用のことです。
人やお金というのは「信頼」がある人のところへ集まります。
とくにこれからの時代はこの流れが顕著に表れるようになります。
では、人からの信頼や信用はどのようにすれば獲得できるのでしょうか。
それは、
- 「行動で示すこと」
- 「誠実であること」
になります。
【行動で示す】
いくら言葉で理想や志を語っていても、行動に移さなければ信頼は築けないどころか、逆に信用を失う可能性すらあります。
「言行一致」が大事で、行動や背中で示していくことで周りからの信頼を得ることができます。
【誠実である】
これは「行動で示す」に繋がることでもあるんですが、信頼を得るためには
- 「ウソをつかない」
- 「約束を守る」
- 「正直である」
というのが大事になります。
これは人との関係性を築く上では当たり前のことですよね。
「信」は会社や組織のリーダーなど、人を引っ張っていくポジションの人にはとくに重要になります。
行動で示していく上で大切になるのが、自分が目指すものを達成するために「覚悟を決める」「腹を決める」ということです。
ワンピースの1巻で、ルフィが海賊王を目指していることをコビーに伝えたところ、「死んじゃうよ!?絶対に無理だからやめた方がいいよ」と止められます。
これに対してルフィは
「おれは死んでもいいんだ!
おれがなるって決めたんだからその為に戦って死ぬんなら別にいい」
と自分の覚悟を示したのです。
もちろん、僕らは命を失うほどの覚悟を決めるシーンというのはほとんどありません。
ですが、これくらいの覚悟を持って行動していれば、周りの人の意識を変えることができ間違いなく信頼を得ることができます。
コビーもルフィのこの覚悟の一言に心を打たれ、人生を大きく変えることとなりました。
さらにルフィは一切ウソをつきません。
- 「この企画は絶対に成功させるぞ」
- 「安心して自分についてきてほしい」
- 「もし失敗したら責任は自分が取る」
このように覚悟を決めた生き方ができると、腹が据わり精神的に強くなっていくのでちょっとしたことでは動じなくなります。
そのため、周りの人には「この人がいれば何が起きても大丈夫だ」と、安心感を与えられる存在になることができます。
これこそが五徳の「信」です。
五徳を育てる方法
ということで、ここまで五徳について1つずつ見ていきましたが、五徳を育てるためにはどうすればいいのかについて簡単にお話したいと思います。
仁・義・礼に関しては「紙に書き出していく」ということです。
・「仁」
周りの人が喜ぶことで自分にできることを考え具体き手に紙に書き出す。
・「義」
「自分の家族や会社やコミュニティがこうなっていったらいいな」という、自分が1番理想だと思う状態を考えて紙に書き出す。
・「礼」
今お世話になっている人や、過去にお世話になった人たちなど、これまでの感謝できることを紙に書き出す。
その上で、どうすればその人たちに感謝の気持ちを伝えられるかも具体的に書く。
・「智」
智の育て方は、まず「人生のあらゆることから学んでいこう」という意識を持ちアンテナを立てる。
その上で、自分に必要だと思うことを、偉人や先人が残した思想や哲学など本質的なことが学べる本やドラマや映画などで学ぶのがオススメです。
・「信」
まずは行動するのが当たり前に感じられるようにあらゆることに挑戦して体を動かしていきましょう。
それと、周りに人の魅力や長所に気づけるような目を養い、その能力を引き出せるように接するのを心がけてみてください。
これができるようになれば、人からの信頼を獲得することができ、人生は圧倒的に良くなっていきます。
五徳を極めて真の成功者を目指す
短期的にお金を稼ごうと思えば、テクニックだけでも成功することはできます。
ですが、長期的に人の信頼を獲得してお金も稼ぎ続けるとなると、五徳を無視してはかなり難しくなります。
真の成功者というのは、長期的に信頼とお金を稼ぎ続けられる人のことです。
もちろんあなたも、真の成功者を目指していると思うので、ぜひ今日お話した五徳を極めるためにそれぞれ育てていってみてください。
五徳が極まってくれば、信頼やお金を稼げるだけでなく時代を引っ張っていくようなリーダーになることもできます。
僕もそこを目指しているので、ぜひ一緒に五徳を学び続けていきましょう。
それでは最後までありがとうございました。